目覚ましを８時セットしたはずなのに起きたときにはすでに
１２時になろうとしておりました。
“なんてことでしょう”
しかも相当寝相が悪かったらしく髪の毛が激しく乱れております。
朝が弱い私はしばらくベッドの中でぼうっとしておりました。
不意にまた携帯のマジックナンバーが部屋に鳴り響きました。
“ああ、きっとこれからまた拉致されるのね”
と漠然と考えました。今日は部屋の掃除と読書をして過ごす予定でした
が諦めることにしました。
指令は予想通り。
今日は、Ｋ平にある、『手打ち中国麺 なにや』さんに行くようです。
http://ramen.gnavi.co.jp/rmn00670/
こちらのお店は会社がＫ平にある時からの行きつけのお店らしく、珈琲貴族さまが仰るには世界で一番旨い食べ物を出すお店だそうです。その点においてはボスも同意しておりました。
つまりラーメンと一言で語るにはすでにその領域を超えた存在だということです。
会社の料理長が言うので間違いないです。
会社からお店までは約20�繊�車で約1時間の距離です。
休日なので少し道が混んでおりましたがほぼ予定通りに到着。
店内に入り、ボスがお店の方と挨拶をしております。随分と久しぶりだったようで歓迎されているようです。
そのやり取りで私は、会社の方々がなにやさんの常連だという情報の裏を取ることができました。
メニューはたくさんあり、どれにするか悩んでいたらネギそばを勧められたので注文しました。餃子もついでに頼みました。
3色になっているとても色合いの鮮やかな餃子です。
待つこと数分、胡麻油の香ばしい香りとともにネギそばが運ばれてきました。
香りだけで下半身が熱くなりそうなほど、本能に訴えかけてくる存在感。
食べなくてもそれが美味であることがわかりました。
気がついたときにはすでに器は空っぽになり恍惚としていたようです。
私は珈琲貴族さまが言った言葉を思い出しました。
車で1時間掛けて食べにくるのも納得です。
謎はすべて解けた。
また連れてきてもらおう。
追伸：社員の皆様へ。お土産を冷蔵庫に入れておきましたので皆様でお召し上がりください。
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