こんばんは、詠子です。
お化け屋敷の続きです。
もう帰りたい。
でも帰れない。
順番待ちの列はどんどん減っていきます。
嗚呼、もうだめです。私たちの番は目前です。
南無南無
私たちは4人なので当然二組に分かれるわけですが最悪なことに
よりにもよって部長と組むことになるとはなんたる不運。
自分の運の悪さが恨めしい。
しかもただでさえ怖いというのに何故靴を脱ぐのでしょう。
意味がわかりません。
そんなこと考えているうちに私たちの番が…
部長「君が先陣だ。後衛は私に任せろ」
私「そんな…せめて並んでいきましょう」
部長「それは駄目だ、ルールに反する。縦一列が基本なんだ。」
私「ぶ、部長、前お願いしますよ」
部長「構わないけど後ろの方が怖いぞ。それでもいいなら代わるが」
私「ひぃぃぃ、前でいいです…」
これが地獄の始まりでした。あまりの怖さに内容も何も覚えていません。
他の三人が楽しそう笑っていたのが最後の記憶です。
もう、お化け屋敷なんて嫌。
絶対に絶対に行かない。
ヤーコ「今度は富士Ｑね」
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