こんばんは、詠子です。
今日は最後の夏休み。 最後なのでぴったりの本を読んで夏休みを締めくくりました。
今日読んだのは綾辻行人様の
「最後の記憶」
という作品です。あまりにも陰鬱なお話なので読んでいる最中に精神的に かなりマイナス方向に持っていかれます。
綾辻様のホラー系作品は大抵、世界観や文体は美しく描かれているにも 関わらずそこにある生生しい負のリアリティが感情を侵食していくのです。
ある意味、作品の世界観に浸れるのでそこが良いのですが、読後の気だるさ というか余韻も凄まじいです。
最後の記憶は3分の2くらいまではとても怖くて面白かったのですがラスト の盛り上がりやオチがうーんと言う感じでしたが全体的にみれば面白かったです。
ホラーと言うよりファンタジー的な要素が強かった気がします。
バッタの飛ぶ音が…
キチキチ…
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